概要

日本の専門学校は、毎年数千人のマンガ家を送り出しています。そのほとんどは、日本の外の出版社からは存在が見えません。

2〜3年の課程を終え、ポートフォリオを作り、そして混み合って開きにくい国内市場に出ていきます。

一方で海外の出版社も、日本で作られた漫画の翻訳権を輸入するだけでなく、自分たちで作品を企画して出版したいと考えるようになってきました。日本の作家と一緒に作品を作りたいという出版社も増えています。ただ、そう考えた出版社が日本の学校に当たろうとすると、共通の名簿も、共通の言葉も、とりあえず誰に書けばいいのかという窓口もありません。

G-MAPはその名簿です。参加校が卒業する作家をひとつの索引に登録し、事務局が内容を確認して最新に保ちます。海外の出版社・編集者・エージェントは一度申請して閲覧許可を得れば、作家に、あるいは学校に直接連絡できます。

名簿だけでは足りません。海外の出版社が日本在住の作家と組む、あるいは海外の作家が日本の出版社で描くといった、海を越えた制作事例は珍しいものではなくなってきました。そこで必要になるものを、日本のマンガ教育は体系的に教えてきていません。だからG-MAPは育成プログラムも走らせていて、そこで分かったことは索引に登録する学校のカリキュラムに戻ります。

G-MAPは、文化庁の補助金により独立行政法人日本芸術文化振興会に設置された「文化芸術活動基盤強化基金(Japan Creator Support Fund)」の助成を受け、ASOポップカルチャー専門学校が実施するプログラムです。

設立
2025年
事務局
ASOポップカルチャー専門学校
参加校
5校
索引の閲覧
出版社・編集者・エージェント・ライセンサー
言語
English / 日本語

Japan Creator Support Fund

01

索引に載るもの

各エントリーには、作家名と学校、ジャンル、卒業年、掲載歴や受賞歴、そしてポートフォリオが入ります。

登録とポートフォリオの提供は学校が行い、事務局が1件ずつ確認してから公開します。

本名と連絡先はここに持ちません。問い合わせは学校を経由して作家に届きます。

索引は一般公開していません。閲覧は、事務局が申請内容を確認したうえで、出版社・編集者・エージェント・ライセンサーに許可します。

02

G-MAPがやらないこと

事務局は権利を持ちません。作家に代わって契約を結ぶこともしませんし、紹介から生じた取引について手数料を取ることもありません。取引の当事者にはなりません。

運営しているのは索引と紹介、そしてその背後にある育成です。条件の取り決めは、出版社と作家、あるいは出版社と学校のあいだで行われます。エージェントが付いている作家もいますし、海外からの問い合わせを扱う担当者を置いている学校もあります。その場合は、エントリーまたは学校が連絡先をお伝えします。

03

運営

G-MAPは、参加校とマンガ業界から集まった事務局が運営しています。ASOポップカルチャー専門学校が幹事校を務め、2025年から4校が委員校として加わっています。

5校は5県にまたがります。福岡、大阪、東京、福島、新潟。マンガ教育は一都市に集まっているものではなく、それぞれの土地の学校がそれぞれのやり方で作家を育ててきました。索引にもその広がりがそのまま出ます。